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アナログ無線機が2024年12月1日で廃止に!使用期限前にやるべき対処法

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今現在アナログ無線機を利用されている方やアナログ無線機の購入を考えられている方必見です。 今後アナログ無線機の一部周波数帯が利用できなくなる事が決まりました。 知らず知らずのうちに対象のアナログ無線機を使用期限後も利用してしまうと「電波法違反」の対象となってしまい、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金となります。

アナログ無線機が廃止に?使用期限は2024年12月1日まで

 当初2008年8月に総務省で行われた「周波数割当計画」の変更により、アナログ無線機の使用期限を2022年11月30日までにする事が決定されました。 しかし、新型コロナウイルス感染症による社会経済への影響を考慮し、2021年9月1日の改正によりアナログ無線機の使用期限を2024年11月30日までと延長しました。 よって、2024年12月1日以降はアナログ無線機の一部周波数が利用禁止になるため、2024年12月1日以降にアナログ無線機の対象周波数を利用した場合「電波法違反」となり、処罰の対象となります。

アナログ無線機使用期限後の使用は懲役または罰金の対象なので要注意

禁止された周波数の利用は電波法110条2項に該当し、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金になってしまう可能性があります。 法律は「知らなかった」では済まされず、最悪の場合懲役刑となってしまい前科がついてしまう場合もあるため使用期限後のアナログ無線機の使用は絶対にやめましょう。

アナログ無線機の使用期限が2024年11月30日までになった理由

無限に使えるように見える「電波」ですが、実は有限希少な資源であり、携帯電話やテレビ・ラジオや警察・消防などの緊急無線などさまざまな用途で利用されるようになったため空いている周波数が少なくなってきてしまいました。 そこでアナログ無線よりより効率的に伝送速度高める事ができるデジタル無線機への以降が必要と国が判断し、当初2022年11月30日にアナログ無線機を使用することが決定しました。 しかし、新型コロナウイルス感染症等による社会経済への影響を考慮し、アナログ無線機の使用期限を2024年11月30日までと延長することが決定しました。

廃止になるアナログ無線機は「350MHz・400MHz帯」の無線機

アナログ無線機には「150MHz帯(142MHz~162MHz)」と「350MHz帯(348.5625MHz~348.8MHz )」と「400MHz帯(465.0375MHz~465.15MHz,468.55MHz~ 468.85MHz)」のアナログ無線機がありますが、今回廃止の対象となるアナログ無線機は「350MHz帯」と「400MHz帯」の周波数を使ったアナログ無線機です。 また、アナログ電波とデジタル信号を両方使う事ができる「デュアル方式」の無線機を利用されている場合、利用者が間違ってアナログ信号を発してしまう事がないよう、アナログ無線機の使用期限である2024年11月30日までにアナログ無線が使用できないよう改修する必要があります。

アナログ無線機の使用期限である2024年12月1日までに取るべき対処方

アナログ無線が使用できなくなってしまっては困るという事業者様も多くいらっしゃいますよね。 そこでここでは、アナログ無線機の使用期限までに取るべき対処方をお伝えしていきます。 アナログ無線機の使用期限後は、 1.使用している機種が廃止対象のアナログ無線機かチェック 2.廃止対象のアナログ無線機だった場合デジタル無線機への買い換え このような流れで対応する必要があります。

①:お使いの機種が廃止対象のアナログ無線機かチェックする方法

今回すべてのアナログ無線機が廃止の対象となるわけではありません。 廃止対象となるアナログ無線機は「350MHz帯」と「400MHz帯」の周波数を使ったアナログ無線機であり、「150MHz帯」の周波数を使ったアナログ無線機は使用期限後も使用する事ができます。 廃止対象の無線機であるかどうかは下記いずれかの方法で確認する事ができます。

・型番で検索しメーカーのHPで周波数を確認する
・取扱説明書で周波数を確認する
・メーカーに電話して直接確認する

②:廃止対象のアナログ無線機だった場合使用期限前にデジタル無線機へ買い換え

お使いのアナログ無線機が廃止対象のアナログ無線機や、350MHz・400MHz帯の周波数を使ったデュアル方式の無線機だった場合、デジタル無線機への買い換え、もしくはアナログ電波を使えないようにする改修が必要です。 また、2024年12月1日からは対象のアナログ無線機が完全に利用できなくなってしまいます。 買い換え・改修共に時間が必要なため、買い換え・改修共に期限に余裕を持って行う事をおすすめします。

トランシーバー導入のコストは高い?かかる費用とおすすめの機種について徹底解説します。

アナログ無線機の使用期限後も使える!おすすめトランシーバーを紹介

アナログ無線機使用期限後はデジタル無線機への移行が必要です。 そこでここでは、アナログ無線機の使用期限後も使えるおすすめのトランシーバーをご紹介させていただきます。

【免許必要】デジタル簡易業務用無線機

デジタル簡易業務用無線機は「登録局」と「免許局」の2種類があり、いずれも使用するためには免許を取得する必要があります。 デジタル簡易業務用無線機の特徴は、高い出力で最大5Km離れた仲間ともコミニュケーションを取ることができ、専用の周波数で安定的な通信を実現しています。 基本的にはデジタル業務用無線機の使用には免許が必要ですが、「登録局」の機種のレンタルであれば総務省への届け出のみで利用することができます。

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【免許不要】LTE無線機・IP無線機

LTE無線機やIP無線機と呼ばれるタイプのトランシーバーであれば、面倒くさい免許の取得や更新といった手間をかけることなく維持する事ができます。 また、電話回線を使って音声の送受信を行うため、日本全国どんなに離れていても通信できるのが特徴です。 しかし、LTE無線機やIP無線機を使用する場合毎月「通信料」が発生するのがデメリットです。

IP無線機の選び方を徹底解説!通話料もデータ通信も削減しよう

【免許不要】BONX WORK (BONX Grip・BONX BOOST・ BONX mini )

BONX WORKは免許不要で利用することができ、インターネット回線を使用し世界中どんなに離れていてもコミニュケーションを取ることができるサービスです。 インターネット回線の使用のため、免許の取得や役所への届け出など面倒くさい申請をする事なく利用することができ、複数人でのコミニュケーションに特化しているのが特徴です。 しかし、LTE無線機やIP無線機と同じく毎月の「月額利用料」が発生するのがデメリットです。

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アナログ無線機廃止後のトランシーバーには「BONX WORK」がおすすめ

2024年12月1日以降350MHz帯および400MHz帯のアナログ無線機が廃止され利用することができなくなってしまいます。アナログ無線機の買い換え先候補として「BONX WORK」がおすすめです。 BONX WORKなら導入コストを安く、毎月プランに応じた一定額の利用料金のみで利用することができ、どれだけ利用したとしても費用がかさむことはありません。 また、免許不要で利用することができ、特に届け出を出す必要もないため、将来的に国の規制を受ける心配もありません。 下記ページではBONX WORKの利用料金やプラン詳細を詳しく紹介していますので、ぜひご覧いただけますと幸いです。 BONX WORKのプラン・利用料金の確認はこちら

まとめ

350MHz帯および400MHz帯のアナログ無線機は2024年12月1日で利用することができなくなってしまうため、それまでにデジタル無線機への移行が必要です。 使用期限後の対象アナログ無線機使用は「電波法違反」の対象となってしまい、1年以下の懲役、または100万円以下の罰金となってしまうため、必ず使用期限前にデジタル無線機へ移行するようにしましょう。

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