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IP無線機の選び方を徹底解説!通話料もデータ通信も削減しよう

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無線機の利用中に音声がノイズでかき消されたり、通信が不安定で重要事項が伝わらなかったり、業務に支障をきたす通信トラブルにストレスを感じている人も多いでしょう。
近年多くの企業では電波ではなくインターネット回線を使った通信手段にシフトする動きが見られます。
中でもIP無線機はまさに国内外で注目を集めている通信機器の一つ。
無線機やトランシーバーの通信トラブルを根本的に改善してくれるこのIP無線機ですが、多種多様なタイプがあり違いを見分けるのは難しいですよね。
この記事ではIP無線機の特徴や種類、選び方に加え購入方法まで分かりやすく解説したいと思います。

IP無線機とは

IPトランシーバーイメージ

IP無線機は携帯電話会社のインターネット回線を経由することで、従来の無線機と同じように複数人と通信が行えるコミュニケーションツールです。
IPとはインターネット・プロトコル(Internet Protocol)の略称で携帯会社の通信網やWi-Fiの無線網を利用してデータ通信機能で音声の伝送を行う仕組みを指します。
LTEトランシーバーやIPトランシーバーとも呼ばれ携帯電話に近い感覚で利用できる最新型の無線機です。
インターネット環境下であればどんなに離れていたとしても利用でき、日本の裏側の国ブラジルとのやりとりも可能。無線機のように遮蔽物の影響を受けない安定した接続と音質の良さが特徴です。
さらに電波干渉や傍受などセキュリティが不安視される無線とは異なり、音声をデータ化するため安全性にも長けています。
2014年に大手キャリアより法人向けIP無線機としてリリースされて以来、市場拡大の流れが止まることなく企業団体からレジャーまで幅広く活用されています。

無線機にも3種類!購入前に理解しておきたい種類別の特徴とは!?

IP無線機の特徴

通信距離イメージ

セキュリティが強固

一般的な無線機は使用する電波のチャンネル(周波数)が一致してしまうことで関係者以外と混信してしまう可能性があります。
一方IP無線機はIPアドレスが割り振られており、指定した機器へ直接データを伝送することができます。またインターネット回線を経由する際に音声がデータに暗号化されるため、無線と比べて混信や傍受の影響を受けにくいのが特徴です。

距離無制限

現場イメージ

携帯キャリアの回線を利用したデータ通信のため、携帯電話が使えるエリア内なら全国どこでも利用可能です。
従来の無線機やトランシーバーは通信距離に制限があり、出力の強さやタイプによって距離が異なります。

トランシーバーの通信距離はタイプにより異なる【伸ばす方法も紹介】

免許取得や登録が不要

業務用無線機や簡易無線機、アマチュア無線機は一台ごとに免許局に免許の申請や登録が必要になってきます。
しかしIP無線機や特定小電力トランシーバーは免許不要で誰でも利用することができます。

免許不要で持てる高出力トランシーバーはない【遠くまで通信できる無線機を紹介】

データ通信料が発生する

IP無線機は携帯会社が提供する通信網を利用するため、端末の本体価格とは別に毎月2,000円程度の通信料がかかります。

IP無線機が業務用の音声ツールとして選ばれる理由

チーム連携イメージ

チームにとって最適な環境作り

IP無線機は快適なグループコミュニケーションを図るツールとして世界各国の企業から選ばれています。
効率性・利便性を重視される時代の中で通信障害は大きな欠点となり、企業ごとにチームワークに差が生まれる要因の一つです。
チームの連携が必要なデスクレスワーカーの通信環境を整えるためにもインターネット回線の利用は避けて通れないのではないでしょうか。
医療・介護サービス・建築現場など、正確な情報共有、安全確認が欠かせない現場ではすでに浸透しつつあります。
距離に制限なく安定した通信を保てることから従来の無線機に代わる通信機器としてデスクレス社員を抱える企業の間で注目されているのです。

音声DXの導入と推進

音声DXイメージ

DX(デジタルトランスフォーメイション)の導入と推進が叫ばれる中、音声にもデジタル技術を用いた改革が進められています。
Siri(Apple社)やAlexa(Amazon社)の音声アシスタント機能に衝撃を受けた人も多いかと思いますが、現在では何の違和感もなく私たちの生活に溶け込んでいますよね。
このように将来常識となる音声DXを見極め早期の導入を検討することがビジネスモデルの改革につながり、時代の変化に適応することができるのです。
IP無線機は業務負担を軽減するために必要な音声DXだと考えます。不安定な音質や環境に左右される通信はタイムラグとなり、利用を続けるほどに無駄な時間は蓄積されていきます。
削減した時間を接客サービスや作業に当てることで業務効率化や生産性の向上など大きな相乗効果が得られると言えるでしょう。
先進技術を積極的に導入することでグローバルビジネスの波に乗り、より良い環境を作ることがDXの目的です。
市場の波に乗り遅れないためにも音声DXによる新たなビジネスモデルの構築を検討してみてはいかがでしょうか。

DX(デジタルトランスフォーメーション)っていったい何?その意味や重要性、具体的な事例など徹底解説します!

IP無線機の種類

無線機種類イメージ

IPプロトコルを利用してデータ通信を行う無線機には様々な種類があります。それぞれの特徴や形状、利用しやすさなどご紹介します。

ハンディ型IP無線機

利用時に口元に端末を近づけて通信を行うのがハンディ型IP無線機です。対応の有線イヤフォンマイクを取り付けて利用するのが一般的。端末を腰に取り付けて持ち運ぶことができます。

車載型LTE無線機

携帯キャリアの電波を利用するIP無線機の一つ。車載型LTE無線機は携帯電話用の通信回線規格であるLTE回線を利用したIP無線機の一種です。
距離無制限かつ同時通話や多重通話などの機能が搭載されており、通話できる人数に制限のないタイプも存在します。
数分の通話でペナルティタイムが発生するなどデメリットもありますが、高速の通信が必要なシーンに適しています。
電波力によっては利用の際に免許が必要になる機種もあるので注意が必要です。

IP無線アプリ

IP無線アプリは専用アプリケーションをお手持ちのスマートフォンにインストールして利用するIP無線機のことです。
専用のイヤフォンもしくは対応しているワイヤレスイヤフォンとスマホをBluetooth接続し、通話時はインターネット回線を経由して通信します。
同時通話・多重会話機能の他、アプリ上で利用できる多彩なツールが魅力。スマホ操作で誰でも簡単に利用することができ、免許や登録も必要ありません。
重たい機器を持ち運ばなくても必要なのはスマホとワイヤレスイヤフォンだけ!身軽に動けてコンパクトに持ち運びできます。

IP無線機の選び方

トランシーバー選び方

セキュリティ対策

従来の無線機・インカムの電波通信と比べ音声をデータ化したIP/LTE無線の方がセキュリティは高いと言えます。企業での機密事項を強固に守るため、各IPトランシーバーでは独自のセキュリティ対策に取り組んでいます。
IP無線機だから安全と思うのではなく、さらに独自の暗号化機能やセキュリティに力を入れているものを選びましょう!

重量・サイズ

重量やサイズもIP無線機を選ぶ上で非常に重要な要素です。
昔から使われている無線機はゴツゴツしていて重たいイメージがありますが、近年では小型で軽量のワイヤレスのインカムも存在します。
ワイヤレス化はただ身軽に動けるだけではなく、事故や端末の故障防止に繋がります。
コンパクトである分、充電も省スペースでできるようになり持ち運びも非常にらくなのがメリットです。

【トランシーバーが重い】トランシーバーのデメリットと対処方

データ通信料

IP無線機は携帯電話会社(NTTドコモ・au・SoftBankなど)のデータ通信を行うため、月額のデータ通信料がかかります。
月額料金は利用する端末によって異なりますが、ほとんどのIP無線機が定額制の料金形態です。毎月どれだけ利用しても料金は加算されませんので安心して利用することができます。
サブスクリプションサービスを提供しているIP無線アプリではスマホで簡単にレンタル・支払いが完結します。

独自の機能

独自機能が充実しているかもIP無線機を選ぶ上で重要なポイントです。音声の質や通信距離だけでなく、そのIP無線機にしかない機能やメリットを理解しておくことで選びやすくなります。
各社が提供している専用アプリの機能やイヤフォンマイクの精度を調べて比較することで用途に合ったサービスが見つかるはずです。

IP無線機の購入方法

カートイメージ

IP無線機を購入する場合

IP無線機の価格相場は1台あたり80,000円〜150,000円ほどです。購入費用の他に通信料が毎月発生します。
故障や不具合のメンテナンス費用も個々で負担する必要があります。その他スピーカーマイクや電池パック、充電器などのアクセサリーも別途費用がかかります。

購入の場合にかかる費用

・無線機本体の購入費
・月額音声通話費用
・契約事務手数料
・専用アクセサリ(充電器、イヤフォンマイク等)
・その他オプション

IP無線機をレンタルする場合

IP無線機の価格相場は月額3,000円〜6,000円前後となっています。
プラス携帯会社のデータ通信料が発生しますが、長期契約するほど月額が安く借りられるケースが多く業務用としては年間更新が一般的です。
一方で契約期間の満了時期以前に解約すると違約金が発生するデメリットもあります。
1泊2日〜レンタルできる機器もありますが、毎日利用する場合は購入もしくは月額レンタル式のIP無線機を選びましょう。

IP無線アプリはサブスクリプションサービス

今回注目したいのがサブスクリプションサービスが利用できるIP無線アプリです。IP無線アプリなら専用アプリとイヤフォンマイクがサブスクリプションで購入できます。
そのため年間でまとめ購入の必要もなく違約金も発生しません。サブスクリプション料金ならレンタルと比較して安く、毎月500円〜2,000円前後で利用可能です。
通信機器本体はスマートフォンであるため最低限必要なのはイヤフォンマイクのみ。
イヤフォンマイクは購入・レンタルのいずれかから選べます。まずはサブスクでアプリとイヤフォンマイクを購入して、気に入ったら継続してみるのも良いでしょう。

トランシーバー導入のコストは高い?かかる費用とおすすめの機種について徹底解説します。

IP無線機よりおすすめのBONX WORKなら通話料もデータ通信も削減できる

BONX WORKはチーム全体の成長を促進することを目的に開発されたグループトークプラットフォームです。
専用アプリBONX WORKと純正イヤフォンを組み合わせることで、音声コミュニケーションを強化する次世代のスマホ型IPトランシーバーとなります。
BONX WORKプロフェッショナルプランの機能についてご紹介します。

BONX WORKビジネスプランの機能

通話料とデータ通信を削減できる特許取得の発話検知機能を搭載

発話検知機能はBONX WORKならではの強み。音声を自動検知してくれるため、ハンズフリーで通信を行うことが可能です。
従来の無線機・インカムのように作業中にボタンを押す必要もありません。通信中以外はデータ通信料が発生しないため、他の通話アプリと比べて大幅にパケット通信量を削減できます。
迅速かつ正確でタイムリーな通信へ。BONX WORKの発話検知機能があらゆる現場で活用されています。

万全なセキュリティ対策

グループごとの管理コンソールでアクセス権限の設定が可能。利用ログの確認などセキュリティ面での不安を解消する機能が搭載されています。
セキュリティの管理業務を徹底することが信頼へと繋がっています。
音声がデジタルに暗号化されるため傍受しづらい通信を実現。無制限にチャンネルを作れるため混信の心配もありません。

ルーム接続人数50人(拡張可能)

BONX WORKのプロフェッショナルプランでは50名(拡張可能)で同時通話・多重通話を行うことができます。幅広い制限を設けることで多くのデスクレス社員を抱える企業や施設に対応しています。

ユニットトークが可能

複数のルームの状況を確認できるユニットトーク機能が搭載されています。それぞれのチームに話しかけたり会話を聞くことで状況を一瞬で確認・把握できるのが大きなメリットです。
秘密性の高い内容に関しては個別や数名でのチャット&トークが可能。チームの連携を深め全体の統率力が高まる効果が期待できます。

チャット・音声メッセージ・読み上げ機能

トークルーム内ではチャット・音声メッセージ・画像の共有が可能です。チャットメッセージを音声で読み上げるため、アプリを確認しなくても情報が届きます。

録音/文字起こし機能

通話内容を記録・保存することで聞き逃しを防ぎ、再確認にも役立ちます。その他議事録や日報の作成などに非常に便利な機能です。音声データの活用によって、正確かつ精密な情報をまとめることができるのです。

会話の記録が自動でテキストに BONX WORKが演出する音声入力の新たなステージ

BONX WORKアプリと純正ハードウェアはサブスク可能

1年ごとの契約であればBONX WORKでは使用可能な機能が制限されるものの、月額500円から気軽に始めやすいエントリープランと業務用として利用するなら音声データ機能が使えるビジネスプランの2種類をご用意しております。
各プランごとの内容は上記の画像の通りです。また導入予定の人数が500名を上回る場合はエントリープランとして個別の見積もりをさせていただきます。

また純正ハードウェアは購入とサブスクリプションから選択することができます。当記事ではサブスクリプションを主にご紹介いたします。
ベーシックプランでは月額1,000円でBONX GripもしくはBONX miniのどちらか1台が利用可能です。またプレミアムプランでは月額1,500円でBONX Grip1台、BONX mini2台、BONX BOOST(Light Pack)1台のいずれかが利用可能となっています。

BONX WORK(アプリケーション)と専用イヤフォンのサブスクリプション価格をまとめるとが上記の画像になります。
経費管理を簡略化できるだけでなく、契約期間の手続きや更新、オプションの追加等、自分で行えるのも大きなメリットです。
長期間利用する場合は純正ハードウェアの購入、もしくは純正ハードウェアとセットでサブスクリプションを検討しましょう。

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IP無線機でコミュニケーションを円滑化

都市とネットワーク

従来の無線からIP通信へと変わりゆく中で誕生したのがIP無線機です。
IP無線機は携帯電話と同等の性能を持ち、業務効率を促進する機能が揃っています。距離無制限の通信や多重同時通話はこれまでの無線機では考えられないことですよね。
今回ご紹介したBONX WORKは、発話検知機能や音声メッセージ、テキスト読み上げ機能といった音声のデータ化に強みを持っています。つまりコミュニケーションの選択肢が多い分、緊急度や優先度に応じたやり取りができるのです。
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