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結婚式場のインカム導入事例と課題解決に向けた音声DXの活用方法

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結婚式場も近年は業界全体でスリム化が要求され、少ない人員で業務効率の向上の必要に迫られています。 しかし、挙式や披露宴を挙げるカップルの気持ちを考えれば、微塵の失敗も許されないことは言うまでもありません。 結婚式場ではウェディングを成功させるために、スタッフはインカムを用いて連携をとるのが通常となりますが、そのインカムも兼ねてから幾つかの問題を抱えています。そこで、ここでは結婚式場におけるインカムの導入事例や課題、及びスマホを利用した最新のDXツールをご紹介します。

結婚式場の現状と市場動向

結婚式 

ウェディング全体の市場規模はおよそ2.4兆円と非常に大きい規模となります。 昨今は少子高齢化により挙式をあげるカップルは徐々に減少傾向にあるのは事実ですが、その一方で男性女性の再婚率や挙式・披露宴にかける予算は年々微増傾向にあり、全体を見るとほぼ横ばいもしくは微減に留まっていることが統計から見て取れます。 しかし、2020年から始まった新型コロナウイルスが要因で、2020~2021年は、ほぼ売上高が半減。 大勢の人が集まるウェディングは、新型コロナによる直撃を受けた業界の1つともなりました。 2022年以降の回復が待ち望まれている一方、現状を乗り越えるために、大規模な人員整理をしているウェディング事業者も増えています。 そのため、いままで10人近いスタッフで回していた挙式や披露宴を、5人、6人で成功させなければならないため、業務の効率化と連携の正確さがいままで以上に求められるようになりました。

→T&G調査「ウェディング市場の規模と動向」

結婚式場はスタッフの連携が非常に重要

結婚式場スタッフ

ウェディング業界全体が人員を縮小している中、残されたスタッフはいままで以上に密な連携が要求されます。 プランナー、キャプテン、司会進行、介添え、ヘアメイク&着付けと、結婚式場で用意しなければならない役職は最低でもこれだけあります。 しかも、それぞれ離れた場所でまったく異なる業務を担っているため、相手の動向が読めず、また何かしらのトラブルが発生した際の臨機応変な対応と解決は想像以上に困難を極めます。

スタッフ間コミュニケーション手段の「インカム」とは

ブーケ持つスタッフ

そこで、ほとんどの結婚式場でスタッフ間コミュニケーション手段として導入しているのが、「インカム」です。「トランシーバー」、「無線機」とも呼ばれていますが、意味合いは同じです。 PHSやスマホ、内線などと異なり、「1対複数でのやり取りが可能」で、結婚式場におけるインカムの最大のメリットとなります。

→インカムの種類と特徴

結婚式場におけるインカムの導入事例

ウェディングを成功させるためには、結婚式場に関わるスタッフ全員が、相手の動きやこれからするべきことを共有しなければなりません。 ドアを開けるタイミングや司会進行と着付けの連携など、リアルタイムで業務が進行するため、許されないミスが多々あるのが挙式・披露宴の特徴となります。 そこで、インカムを導入することにより、キャプテンが「門を開けてください」と指示を出せば、門を開けるスタッフ二人が息を合わせて、同じタイミングで開門することができます。 また、着付け担当が「ヘアメイク終わりました」とインカムで伝えれば、その情報は同じチャンネル内のスタッフに同時に届きますので、全員が情報を共有することができます。 単なる情報共有であればわざわざ応答する必要はなく、「スタッフ全員が別の場所での現状を共有できる」ことにインカムの魅力があります。

結婚式場でよく使われるインカムの種類

インカムは出力の低い特定小電力トランシーバーと、出力が高く、通信距離の長い業務用簡易無線機の2種類があります。 結婚式場でよく使われているインカムは後者の業務用無線機となり、多少ごつくて重量がありますが、結婚式場内だけではなく、離れのレストランや厨房、事務所、披露宴会場、庭園なども含めて通信を網羅することができます。

結婚式場で使うインカムの課題

ウェディング風景

しかし、業務用無線機を使っても届かないところがどうしても発生してしまい、それがインカムの最大の弱点となります。 インカムの通信距離は出力に比例しますが、その出力は電波法によって管理・決定されており、メーカーや機種を変えても飛距離自体が伸びることはありません。 そのため、場合によっては「ヘアメイクさんと繋がらない」、「ノイズが入って会話が聞き取りずらい」といった事態も想定されます。 結婚式場の建物を改修したり、着付けの場所を変更した際も同様の問題が発生し、「インカムが通じないからブライズルームを変更できない」、「ゲストルームにいるスタッフとはスマホでやり取りしている」といった業務への支障を甘受しながらインカムを取り入れている結婚式場も実は少なくありません。

→インカムの通信距離はタイプにより異なる

アナログ無線機は2024年12月以降使用禁止

業務用簡易無線機のうち、アナログ無線に関しては、電波法の改定により2024年12月以降の使用が禁止されます。 それを受けて、現在アナログ無線を使っている結婚式場では、デジタル無線に切り替えるか、インカムではない新しい音声連絡システムを取り入れるかを検討する必要があります。

→アナログ無線機が2024年12月1日で廃止に!

インカムの課題を解決する音声DXとは

インカムをデジタル無線に切り替えるだけでも10台あれば80万円近くかかってしまいます。 リース契約もできますが、コロナ禍からの回復がいつになるか分からない昨今では、なかなか与信も通りませんし、経費も出したくはありません。 そこで、結婚式場におすすめしたい解決方法が「音声連絡手段のDX化」です。 昨今は企業の間でITテクノロジーを業務に浸透させるDX化の波が押し寄せていますが、結婚式場におけるDX化とはどういった手段が考えられるのでしょうか。

→そもそもDXっていったい何?その意味や重要性、具体的な事例など

結婚式場に推奨の音声DX「BONX WORK」の特徴

株式会社BONXが提供する、グループトークが可能なスマホアプリ「BONX WORK」は、インカムユーザーにとって、無線機に代わる新たな音声デバイスとして注目されています。 専用アプリBONX WORKをスマホにインストールするだけで使用が可能で、インカムと同様にグループ設定ができ、なおかつ同時通話となるので、グループ内のスタッフ全員が会話に参加することができます。

ネット環境があれば距離は無制限に通話が可能

BONX WORKはインターネット回線を使うので、ネットが届く場所であれば、どこに居ても、どんなに離れていてもクリアな音声会話を実践することができます。 一方で、電波が弱いところや圏外のエリアでは繋がらないので、予め試験導入をして通話範囲を確かめるといいでしょう。

「スマホインカム」を結婚式場で使う注意点

スマホインカムと称されるBONX WORKですが、デバイスはスマホとなるため、なるべくお客の前で操作するのは避けるのが無難です。 ただし、一度設定してしまえばスマホを改めて取り出す必要はありませんし、イヤフォンマイクはBluetooth対応なのでワイヤレスで、見た目も非常にスタイリッシュです。古いスマホに関してはバッテリー残量だけは気にしておくといいでしょう。

結婚式場でインカムに代わる次世代DXツールを

結婚式場では、徐々にインカムから今回紹介したBONX WORKのようなスマホを使った次世代ツールに移行しつつあります。 インカムをアナログからデジタルに切り替えたとしても、通話の飛距離は変わりませんので、もし現状インカムを導入していて、業務において難があるならば、一度ここで紹介したスマホインカムを試してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

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