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DXとIT化の違いは?初心者に向けて解説します

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ビジネスの世界では聞かない日はないと言われるDX。それと同時にIT化というキーワードも聞く事が多いかと思います。しかしDXとIT化の違いを聞かれると、よく分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。「そういえばDXって何?」「DXとITの違いは?」そんな疑問にお答えするために、今回は、DXとIT化の違いをご紹介していきたいと思います。

DXとは「デジタル・トランスフォーメーション」の略

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そもそもDXとは「デジタル・トランスフォーメーション」の略で、2004年にスウェーデンにあるウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が初めて提唱した概念です。教授曰く「IT技術の浸透は、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」との事。教授は15年以上も前にデジタル技術が私達の生活に馴染んでいく事を予測していたのですね。ただこれだけではDXが何なのかが分かりませんよね。 2016年、経済産業省がまとめた「デジタル・トランスフォーメーションを推進するためのガイドライン」ではDXの定義がこのように述べられています。 「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会ニーズを基に製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織プロセス、企業文化、風土を変革し、競争上の優位性を確立する事。」 出典:経済産業省 デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX推進ガイドラインVer. 1.0) つまりDXは、IT技術を用いて企業の製品やサービスを社会に合わせて変化させていく事を意味します。 DXについてもっと知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。

→DXっていったい何?その意味や重要性、事例をわかりやすく解説

IT化とは?

IT技術を利用する男女

ではIT化はどうでしょうか。まずITとは「Information Technology」の頭文字をとったもので、日本語では情報技術と翻訳されます。ハードウェア・ソフトウェア・通信技術の3つの要素で構成されているのが特徴です。そしてIT化とは、これまで人の手で行ってきた作業をデジタル技術に置き換える事を意味します。またIT化には主に以下3つの目的があります。 ・グローバル社会に対応する ・少子高齢化に対応する ・非常事態に対応する 1つ目は景気に左右されやすい企業が安定して存続していくために必要です。事実、2020年に行われた経済産業省の調査によると生産性の高い企業はIT化への投資に積極的に取り組んでいるとの事。(出典:経済産業省 「中小企業のデジタル化に向けて」) 2つ目については言うまでもなく、労働人口の減少への対応のためです。特に日本では、IT化を進めていく事を政府が推奨していると言って良いでしょう。 3つ目はコロナ禍などの非常事態にテレワークを使った勤務を実現するためです。これによりコロナへの感染リスクを下げられるだけでなく、多様な働き方を実現する事にも繋がります。 さらにIT化を進める事によってスタッフの身体的負担が減るというメリットもあるのです。

DX化とIT化の違い

DX ITイメージ

同じ意味に捉えられがちのDXとIT化ですが似て非なるものだと言えます。 IT化はインターネットやネットワークなど情報通信技術を取り入れ、これまで人の手で行ってきた作業をデジタル技術に置き換えること。一方でDXはIT技術等を用いて企業のビジネスモデルを改革し、仕組みやサービス、組織プロセス、企業風土を改善することを指します。 つまりIT化は便利なデジタル技術を導入し業務の効率化を実現するといった意味を持ち、DXはデジタル技術を活用することによってその時代に適した組織風土へ変革するという意味なのです。 まとめると、DXとIT化の違いはデジタル化を「手段」と捉えるか「目的」と捉えるかにあります。IT化においてはデジタル機器に切り替える事が「目的」ですが、DXではあくまでもデジタル化は手段でしかありません。むしろデジタル化の延長線上にDXがあり、それを繰り返す事で効率化を図るのが「DX」であると分かります。一方でIT化はDXの過程の中にある一つのステップとも言えます。

DXを成功させるためのポイント

デジタル技術の活用

DXやIT化は注目されているキーワードですが、資金・人材確保の面で課題があり、中小企業のDX・IT化はあまり進んでいないという現状があります。またどのようにIT技術を導入すれば良いのか分からないというケースもあるようです。DXを成功させるための要点をまとめました。

数年先を見越してDX化に取り組む

IT技術等の導入後、そのシステムが企業に浸透し、仕組みが構築されるまでには数年の時間を要します。DXを成功させるためには組織全体でサービスを使いこなす必要があり、その機能を最大限活用できるまでには時間がかかるのです。 また導入直後は効率化どころか逆に業務負荷となってしまい、業績や売上に悪影響を及ぼすことも十分考えられます。効果をすぐに期待するのではなく、長期的なスパンで見て3年後、5年後の利益を想定し根気強く運用を続けていくことが重要です。

データ移管の準備を整える

既存システムの膨大なデータを新規システムに移管することが困難でDXを進められない企業が現状多く存在します。データが消失してしまったりバックアップが使えなかったりと移管時のトラブルも考えられます。 動かすことすらできない既存データを整理する手段を模索し、地道に作業を進めていくことが重要です。

企業に合ったシステムの選定

会議 イメージ

企業に適正のあるシステムであるかの選定も非常に重要なポイントです。経営者と上層部が話し合いを重ね方向性を固めてDXを促進できるか、従業員の理解が得られるかというのも時間をかけて検討する必要があります。 最新技術を用いたシステムであっても企業風土に適していなければ使いこなすのが困難であり成果が得られません。またDXに意欲的な社員とそうでない社員との間で知識に差が生まれてしまう恐れもあります。 システムの利便性だけで選ぶのではなく活用できるまでにかかる時間やDX化の流れを明確にし、企業イメージに合ったツールを選定することが重要です。

BONX WORKについて

そこでおすすめしたいのが弊社のサービス「BONX WORK」です。ここでは、簡単に導入できるITツールとして、BONX WORKをご紹介します。BONX WORKの特徴を簡単にまとめると、以下のようになります。

  • 誰にでも扱える操作性
  • 音声以外でもコミュニケーションが可能
  • セキュリティ面でも信頼が厚い
  • コストに応じた様々な料金プラン

それではBONXのこれらの特徴を、一つ一つ具体的に見ていきましょう。

→無線機を業務活用するなら業務用トランシーバーがおすすめな理由と「BONX WORK」という選択肢

BONX WORKの特徴①簡単操作で誰でも使える

BONX WORKの最大の特徴は「簡単で誰でも使える」点です。BONX WORKアプリをお使いのスマートフォンにインストールし、弊社純正のイヤフォンマイクをBluetoothで連動させるとスマホがトランシーバーに早変わり。慣れた操作でトランシーバーの機能を利用できます。インターネットでの接続になるので、通信距離にも制限がありません。またクリアな音質で会話ができるのも大きなメリットであると言えるでしょう。

BONX WORKの特徴②チャットで情報交換

BONX WORKアプリは会話だけでなく、チャット機能もあります。メッセージは勿論音声や画像も送る事が可能です。また画面を見なくても音声でメッセージを読み上げる機能もあるので便利です。会話にチャットもできるのは嬉しいですよね。

BONX WORKの特徴③セキュリティが高い

IT機器を使う事で心配なのが情報漏洩のリスク。社内の情報が漏れないように常に気を付ける必要がありますが、ずっと気を張っている訳にもいきませんよね。BONX WORKはそのリスクも見事にカバーしており、アクセス権限をコントロールできます。また利用ログのチェックなどセキュリティ上必要となる業務をまとめて実施できるのも特徴的です。

BONX WORKの特徴④リーズナブルなプラン

「これだけの機能が充実しているなら、コストがかかるのでは?」とお考えの方もいるかと思います。ですがBONX WORKは1アカウントあたり月額1,200円から始められるプランがあります。そして使用可能な機能に制限があるものの月額500円からBONX WORKでの会話が楽しめるプランをご用意。また2021年8月からスタートしたサブスクリプションプランでは様々な種類のイヤフォンを試す事ができます。詳しくはこちらのサイトからご覧ください。

→トランシーバー導入のコストは高い?かかる費用とおすすめの機種について徹底解説します。

まとめ

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今回はDXとIT化の違いについてまとめてみました。DXとIT化の違いは一見分かりづらく、また意味も聞かれると答えるのが難しいですよね。ですがどちらもビジネスの世界で重要なキーワードなので、これからもDXやIT化に注目です。 ここまで読んで頂きありがとうございました。

→ 業務用IPトランシーバーの選び方を徹底解説【購入方法もご紹介】

 

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